「おせち」の謂われと「こうや豆腐」
お正月は、年神様をお迎えして一年の生活の安泰を祈る、最も重要な”ハレの日”です。
『おせち料理』はもともと年神様にお供えする”ご馳走”のこと。
五穀豊穣、家内安全、子孫繁栄などの願いを込めて、縁起の良い由来をもつ食材で作られ、重箱に詰め重ねることで「福を重ねる」「喜びを重ねる」という意味があるそうです。
こうや豆腐は、その四角い形から「災いを防ぐ盾」とみなした縁起かつぎで、おせちの煮しめの具材として用いられています。
1品ごと煮しめて素材の味をいかした煮しめです。
出来上がったそれぞれをよく冷まし、彩りよく盛り付けます。
材料をそれぞれ別に調理すると色移りが防げ美しく仕上がります。
それぞれ出来上がったら煮汁の中でそのまま冷やします。